やる気について(1)
「やる気」の秘密について、少しずつお伝えできればと思います。 「やる気…、いつもあるんですけど」って人も聞いてください。
模試の返却面談が終わったらやる気が出て、数日たったら、なえてきて、めんどくさくなって…。
こんな経験は、誰でもあるはず。俗に言う三日坊主ってやつです。「この続けら れない性格、どうにかしたい。」って思っている人もいるでしょう。でも、この 性質、人間みんな持っています。脳がそうさせているから逃げようがない、仕方 がないんです。
キーワードは、『馴化(じゅんか)』
いわゆる『マンネリ化』。
例えば、生まれて初めてコップを見たとします。最初はすごく感動するでしょうが、 そのあと、毎回そうはならないでしょ。それは、脳は1度見たものを『馴化』して 「当たり前のもの」としているから。 だから次見るときは「コップだね」って冷静になる。 これが、「脳の馴化(マンネリ化)」です。(毎回「うおぉ~コップだぁぁぁ~」 って感動していたら身が持たない^^。大変でしょうがないよね…。)
でも、みんなはマンネリって聞くと、「マンネリになったから三日でやめるんでしょ」って思ってますよね。
マンネリ化(馴化)の2つのケース
「マンネリ化(=馴化)」ってのは、2つのケースに分けられるんです。
❶どんなに楽しいことでも、その楽しいことに脳がマンネリ化(馴化)して、
つまらなくなってやめてしまうケース。
❷めんどくさいけどやらないといけない事を続けてると、
そのめんどくささが マンネリ化(馴化)して、習慣になるケース。
みんなが思っているマンネリ
みんなが思っているマンネリは❶だけど、❷もあるんです。 ハミガキなんかがそうですよね。今や、やらないと気持ち悪いくらいに習慣化さ れています
(ハミガキ以外にも、みんな何かしらあるんじゃないですか。❷のマンネリ化)。
つまり、あきさせるのも「脳の馴化」、続けるのも「脳の馴化」なんです。
じゃあ、この「脳の馴化」を❷でやれば、何でも続けられそうですよね。
要はめんどくささをマンネリ化させればいいんですから。
「でも、めんどくさいことって、簡単に続かないっしょ」って 声が聞こえてきます…
実は、「続けるためのコツ(=やる気の出し方)」があるんです。
それは、また次回に。