やる気について(5)
久しぶりの投稿です。長い間更新せずにすいません・・・。
前の続きから始めようと思います。
「淡蒼球」を刺激するスイッチ2つは前に書いたので今回は3つ目です。
それは、スイッチR。
Rは「Reward(=報酬)」です。ご褒美をもらってうれしい時、テグメンタという脳部位が活性化し、ドーパミンという快楽物質が出て淡蒼球に届けられ、やる気を生み出しているのです(ご褒美でやる気が出るのはみんな納得でしょ)。
このテグメンタが刺激されると、かなりの快感が得られます。そしてその快感を求めて、同じことをする。これが、続く原理です。だた、この快感はかなり強烈で、周りのものが見えなくなるくらいになります(怖い例では酒の依存症など…)。これを良い方に利用するのです。
大事なのはご褒美の量とタイミング(これもすぐマンネリ化しますから…)。
何がうれしいかは、人によって違いますからいろいろ試してみてください。例えば、「読みたかった本、食べたかったお菓子、見たかったDVDなどを、目標達成まで封印しておく」、「大きな節目で一番ほしかった品物を買う」などなど…。また、親孝行やボランティアもご褒美の一つ。相手の喜ぶ顔が見られたり、自分が役に立ったりという感情は快感です。相手も喜んでくれるし自分もうれしい、一石二鳥なご褒美です。
ただ、物などの目に見えるご褒美ものもいいけど、一番いいご褒美は「達成感」です。人から言われたのではなく、自分で決めた目標を達成したときの快感です。その快感を知ったら、次から次へとトライすることがやめられません。やがて続けること自体が快感になれば、しめたものです。
そうなるために、まずは目に見えるご褒美で続けていくって訳です。ただし、現状と目標の差があまりにも大きいと達成が難しくなって、続かなくなる…。だから目標は、初めは低くしておくのが手です(徐々に高く)。