復習のタイミング≪勉強法 Part3≫
一度覚えて忘れたものは無意識の世界に保存されると言いましたが、その保存期間は
1ヵ月です。
実は『海馬』がカギを握っていて、そこに情報が留まっている期間がどんなに長くても1ヵ月ってわけです。だから1か月過ぎて復習しても『海馬』にとっては初めて習ったことと同じになってしまうので、1ヵ月の間に何度も復習することが、『海馬』を騙すのに都合がいいのです。
ただ、
たくさんやればいいってものでもなく、海馬の性質を考えると最も効果的な復習プランは
【1回目】学習した翌日
【2回目】その1週間後
【3回目】2回目の復習から2週間後
【4回目】3回目の復習から1か月後
と、4回の復習を、2か月かけて行えば、『海馬』は、「その情報は必要な記憶だ」と判定します。
(これ以上に過密に復習しても成果はさほど変わりません。だから、不要な復習に時間を割くのなら、その時間を他の勉強に使った方が良いでしょう。)
また、
「復習の効果」は、同じ内容のものに対して生じます。
だから、テキスト、参考書、問題集は変えずに、同じものを使っていきましょう。そうしないと、「復習の効果」が生まれないので注意です。
一度決めた参考書・問題集等は受験の最後まで使うべきですぞ!
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