やる気について(2)

「やらないといけないことを続けることでめんどくさいのがマンネリ化し、習慣化。」そうなるために続けていくぞと思っても、肝心の『やる気』がでない‥。『やる気』が出たらやろうと思っている人もいると思いますが、いくら待っても脳の中から『やる気』は出てきません。

なぜかというと、『やる気』にスイッチを入れるのは、脳ではなく『体』だからです。

頭で「やる気出ろー」と唱えても『やる気』は出てこないですよね。先に体を動かして「やるんだぞ」としてしまえば脳はだまされて、『やる気』になるわけです。

淡蒼球

『やる気』が出ている場所は、「淡蒼球(たんそうきゅう)」という脳部位。最初に体を動かすことで、その「淡蒼球」を刺激し、次第にその作業に合わせた活性化モードに入るわけです(これを「作業興奮」って言います)。

つまり、『やる気』は、出るまでじっと待っているのではなく、自分から動いて迎えに行くものなのです。

例えば、片付けする気がなくても、とりあえず掃除機を持ったら細かいところまでやり始めたり、気が向かないピアノの練習を、とりあえずピアノの椅子に座ると、だんだん調子よく練習しだしたり。最初はなかったやる気でも、いつの間にか夢中ってことはよくありますよね。みんな経験したことがあると思います。

勉強も同じです。続けたいと思っているなら、しんどくても、めんどくさくても、とにかく体をその場に持っていくことだけを考える。そうすると脳は「やるんだ」とだまされて、『やる気』になるのです。

「やる気」は待つな。迎えに行け!

何も考えずとにかく校舎に来ることが一番ってことです(自宅受講だと受講する気がなくても、まずパソコンの前に座り、スイッチをつける)。今まで、「どうせ今日はやる気しないから行かない」だったのを、「やる気しないから校舎に行くだけ行こう」に変えて、自ら『やる気』を迎えに行ってください。

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